香水の基礎
香水のつけ方|つける場所・量・タイミングと、場面ごとの工夫
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香水は、清潔な肌の、体温が高い場所に、1か所1プッシュずつ、出かける10〜30分前につけるのが基本です。
手首や首筋など、鼻に近い場所ほどはっきり香り、ウエストや足首など下のほうほど控えめに香ります。この記事では、場所・量・タイミングに加えて、職場や食事の席での工夫、つけ直しまでをまとめました。
基本の手順
- 肌を清潔にする:入浴やシャワーの後がつけやすいタイミングです。汗や皮脂と混ざると、香りが変わることがあります。汗をかいているときは、先に拭き取るとよいです。
- 保湿する:肌がうるおっていると香りが続きやすいと、複数のブランドが案内しています。同じ香りのボディローションを先に使う方法もあります。
- 離してスプレーする:肌から10〜30cmほど離して、1か所に1プッシュします。霧が広がり、薄く均一につきます。
- こすらずに乾かす:つけたあとは、そのまま乾くのを待ちます。
- アクセサリーは乾いてから:服を着る前の肌につけ、乾いてからアクセサリーを身につけます。
スプレーする距離は、資料によって10〜20cm、15〜20cm、20〜30cmと幅があります。液が垂れずに、霧でつく距離が目安です。
つける場所と、香り方の違い
香水は、体温で温められると香りが広がります。そのため、手首やひじの内側など、脈を感じる場所がよく挙げられます。香りは下から上へ立ちのぼると案内されることが多く、下のほうにつけるほど控えめに香ります。
| 場所 | 香り方 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 手首・ひじの内側 | 動かすたびに香り、自分でも感じやすい | 休日など、香りをはっきり楽しみたい日 |
| 首筋・耳の後ろ | 鼻に近く、少量でもはっきり香る | 夕方以降の外出。食事のある日は、ほかの場所に |
| 肩 | 服ごしに、ふんわり香る | 上着を脱ぐ場面のある日 |
| ウエスト | 服の下からやわらかく香る | 職場や食事の席 |
| ひざの裏・足首 | 鼻から遠く、控えめに香る | 電車や映画館など、人と近い場所 |
香りを控えめにしたい日は下半身に、相手にも香りを届けたい日は手首や肩など上半身に、と分ける考え方もあります。
つける場所を選ぶときは、汗をかきやすいわきの下、顔、傷のある場所、肌の敏感な部分を外すとよいです。香料の種類や体質によっては、つけた肌に直射日光が長く当たると、かぶれやシミになることがあります。日中に外へ出るときは、日の当たらない場所につけるとよいです。胸もとから下につけるよう案内する資料もあります。
量の目安とタイミング
量は、1か所に1プッシュで、2〜3か所までが基本です。濃い種類ほど少なく、軽い種類ほど広くつけます。パルファムは点、オードパルファムとオードトワレは線、オーデコロンは面でつける、という目安もよく使われます。
パルファム
1〜2滴。スプレーなら1プッシュ
オードパルファム(EDP)
1〜2プッシュ
オードトワレ(EDT)
1〜2プッシュ。足りなければ、別の場所に1プッシュ
オーデコロン(EDC)
1か所に2〜3プッシュでもよい。広い範囲に
量はどれも目安です。香りの強さや場面に合わせて減らしてください。
下半身を中心に5〜6か所と案内する百貨店の記事もあります。はじめは少なめにつけ、足りなければ増やすと調整しやすくなります。同じ種類でも、濃厚な香りは少なめに、さっぱりした香りはやや多めに、と案内するブランドもあります。
つけた直後は、アルコールと最初の香り(トップノート)が強く出ます。10〜30分ほどで最初の強さが落ち着くので、出かける10〜30分前につけると、人に会うころにちょうどよくなります。
空中にスプレーして、その下をくぐる方法もあります。やわらかく香りますが、続く時間は短くなります。服にかかりすぎると、シミになることがあります。
種類ごとの濃さと持続時間は、「香水の種類と違い」にまとめました。
同じ香りをかぎ続けると、鼻が慣れて香りを感じにくくなります。香らないと感じるときも、決めた量を守るとよいです。
こすらない理由
手首につけてこすり合わせると、香りのバランスが変わり、時間とともに移る香りを楽しみにくくなると言われます。百貨店やブランドの公式ガイドも、こすらずに乾かすよう案内しています。
こすりたくなるのは、近くからスプレーして液が垂れたときです。離してスプレーすれば、霧はすぐに乾きます。手首どうしを合わせたいときは、こすらずに軽く押さえる程度にするとよいです。つけた直後のアルコールのにおいが気になるときは、こすらずに手であおいで飛ばします。
場面ごとの工夫
| 場面 | 工夫 |
|---|---|
| 職場・学校 | ウエストなど服の下に1プッシュ。オードトワレなど軽い種類が使いやすい |
| 食事の席 | 手首や首筋ではなく、ウエストや足首に少量。つけ直しは早めに済ませる |
| 電車・映画館 | 人と長く近くにいる場所。下半身に少量だけ |
| 法事・病院など | 香水を控えるのが無難とされる場面。料理の香りを楽しむ店も同じ |
| 暑い日・汗をかく日 | 熱や湿気で香りが強く感じられる。つけすぎに気をつけ、汗は先に拭く |
| 夜の外出 | 首筋や手首に1プッシュ。少量でもはっきり香る |
| 就寝前 | オーデコロンなど軽い種類を、足首に1プッシュ |
| 店頭で試すとき | 試香紙で選んでから、手首に1プッシュ。時間をおいて香りの変化を確かめる |
消費者庁は、香りの感じ方には個人差があり、自分には快い香りでも困る人がいると知らせています。多くの人が使う公共の場所では、いっそうの配慮を呼びかけています。
清潔感のある香りを探すなら、「せっけんの香りの特集」もあります。
髪や服につけるとき
- 髪:髪には、髪用につくられたヘアミストをすすめる百貨店やブランドがあります。香水を使うときは、根元に直接スプレーしないようにするとよいです。
- 服:シミや変色の原因になることがあります。服につけるときは、裏地やすその裏など目立たない場所に、離してスプレーするとよいです。シルクは輪ジミになりやすい素材です。
- アクセサリー:香水がつくと金属が変色することがあると、ブランドが案内しています。香水が乾いてから身につけるとよいです。
- 残り方:布は肌より香りが残りやすく、洗うまで続くことがあります。
肌が弱いときは、肌に直接つけず、ハンカチやスカートのすその裏につける方法も案内されています。
つけすぎたとき・つけ直すとき
つけすぎたと感じたら、つけた場所を流水で洗い流すのがいちばん早い方法です。足首など洗いにくい場所は、無香料のウェットティッシュで拭き取ります。すべては落ちませんが、香りは弱まります。服についた香りは、洗うまで残ることがあります。
- つけ直す時間:香りが続く目安は、オードトワレで3〜4時間、オーデコロンで1〜2時間です。先の香りが弱まってからつけ直すと、強くなりすぎません。
- つける前に拭く:汗や汚れを汗ふきシートなどで拭き取ってから、つけ直すとよいです。別の香りに変えたいときも同じです。
- 場所と量:最初につけた場所から離れた足首などに、1プッシュだけにします。鼻が香りに慣れているので、つけすぎになりやすい場面です。
- 持ち歩くもの:小さなスプレー容器に移すと、持ち歩きやすくなります。練り香水(ソリッドパフューム)は、アルコールで広がらないぶん、おだやかに香ります。
よくある質問
- 香水は何プッシュつければよいですか?
- 1か所に1プッシュで、2〜3か所までが目安です。パルファムなど濃い種類はさらに少なく、オーデコロンなど軽い種類は広い範囲につけます。
- 香水は出かける何分前につけるとよいですか?
- 出かける10〜30分前が目安です。つけた直後の強い香りが落ち着いたころに、人と会えます。
- 香水は服や髪につけてもよいですか?
- つけられますが、服につけるとシミや変色の原因になることがあります。服は裏地など目立たない場所に、髪には髪用のヘアミストを使うと安心です。
- 香水をつけすぎたときは、どうすればよいですか?
- つけた場所を流水で洗い流すのが早い方法です。洗いにくい場所は、無香料のウェットティッシュで拭き取ります。
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